§4 αとω

 散々いろいろな話をしてきたが、今回でこのシリーズもひと段落つけようかと思う。前回までの話では現実世界の諸問題を、すべての根本を数学によって深めることで見てきた。 しかし、当然生じるべき疑問がある。 「数学の根本はどこにあるのか」 代数学、幾何学、解析学。様々な分野が数学には存在し、その世界が持つ多様性は、人間が想像しうる範囲を確実に網…

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§3 秩序と神秘

 世の中の対立構造から、「自分を含めた全体の利益になる のに 自分の利益だけを追い求めてしまう」という要素を抽出して、個人の次元で見たところ「全体より自己を優先する衝動」というところに収斂したというのは前回到達した推論である。 その一方で、世の中の対立構造には「自分を含めた全体の利益になる のに 自分の利益だけを意図的に追い求める」とい…

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§2 窮地と拡張

 今回は近年の社会の問題の方から掘り下げてみることにしよう。今回考えてみるのは“現代社会問題全体”だ。 しかし、相手にする内容はあまりにも膨大かつ複雑なので、たった一回の内容として扱うには不可能のように思える。それはまるで、「人が計算するとはどのような事か」と考えるかのように… この話題の持っていき方でわかった方もいるかと思うが、今回用…

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§1 矛盾と自由

 今回扱う数学の概念は「矛盾」だ。  ––––矛盾、この言葉を聞いたとき思いあたるのは、その語源となった話だろうかと思う。その概要を挙げれば、 1. ある矛はどんな盾も貫く 2. ある盾はどんな矛を防ぐ  この二つの事柄を主張したが故に、物語の中の商人が言う宣伝文句は破綻してしまった。ここで注目してほしいのが、「貫く」と「防ぐ」…

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